肌のシワだけじゃない?全身を老化させる「AGEs(コゲ)」の恐ろしい正体

前回、「糖化(とうか)」について、お肌のくすみやシワとの関わりをお伝えしました。でも実は、体の中で起きる「AGEs(コゲ)」は、もっと深いところで私たちの健康を脅かしています。

今日は、知っておくべき「AGEs(最終糖化産物)」が全身に及ぼす影響についてお話しします。


1. AGEsは「全身の老化を加速させると考えられている物質」

血液中の余分な糖とタンパク質が結びついてできるAGEsは、一度蓄積すると分解されにくいのが特徴です。これが体中のパーツを「硬く」「もろく」変えてしまいます。

• 骨質の低下との関連が指摘されている 骨の土台はコラーゲン(タンパク質)で、ここが糖化すると骨の質が低下すると考えられています。

• 血管が「厚く、硬く」なる: 血管の壁がコゲると、柔軟性が失われ動脈硬化の原因に。高血圧や血管トラブルのリスクを高めます。

• 目の「レンズ」が濁る: 水晶体という目のパーツもタンパク質。糖化が進むと白内障を引き起こす一因になります。

• 脳への影響: 最近の研究では、脳内のタンパク質の糖化が、将来の認知機能の低下に関係が示唆されており、今後の研究が注目されています。


2. 糖化を加速させる「犯人」はだれ?

体内でAGEsが大量に作られる最大の原因は、やはり「血糖値スパイク(食後の急上昇)」です。インスリンを無駄遣いして、血糖値のジェットコースターを繰り返している人ほど、体の中は着々と「コゲ」が進行しています。甘いものだけでなく、ドカ食いや早食いといった習慣が、気づかないうちにあなたの骨や血管を少しずつ老化させているのです。


3. AGEsはゼロにはできない

完全にゼロにすることはできませんが、

“増やすスピードを落とす”ことは確実にできます。


岡田流アドバイス:今日からできる「抗糖化」2つのルート

「もう手遅れ?」なんて思わないでくださいね。今日からの工夫で、AGEsの蓄積は食い止められます!

1. 「内側で作らせない」戦略:血糖値を安定させる食べ方を徹底しましょう。ベジファースト(野菜から食べる)やたんぱく質ファースト、クエン酸(柑橘類)やお酢(酢酸)を料理に取り入れて、血糖値の山をなだらかにします。

2. 「外から摂らない」戦略:AGEsは食べ物の中にも含まれます。唐揚げやステーキなどの「こんがり焼けた茶色い部分」は、実はAGEsの宝庫。「揚げる・焼く」よりも「蒸す・煮る・茹でる」といった、高温になりすぎない調理法を増やすのがコツです。…美味しいんですけどね。


自分の「膵臓バッテリー」を大切にすることは、全身を守ること

私がいつもお伝えしている「インスリンの節約」は、単なるダイエット法ではありません。

それは、血管を守り、骨を守り、脳を守るための「究極の守備」なのです。

10年後、20年後の自分に、健康な体というプレゼントを届けられるように。

まずは自分の体の中を「コゲ」させない食べ方、始めてみましょう!

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